現役フリーランスが解説するフリーランスエンジニアのデメリット10選
最近はフリーランスエンジニアになりたいと思う人が多いですね
ネット上では儲かるなどのメリットの情報が溢れていますが、
実はデメリットも沢山あって、成長志向が必要です。
実際にフリーランスエンジニアである私が思いつく限りのデメリットをリスト化して解説します。
例えばプログラミングスクールで勉強してフリーランスを目指している方もいるかと思います。
実際には実務レベルでの実力がないとデメリットにハマってしまう確率が高いので、注意して見てみてください。
以下のデメリットは自分の経験や努力で実力をつける事で回避できたり乗り越えられるとは思いますので、絶望する必要は無いと思います。
それではデメリットについて説明していきます。
目次
- 契約が不安定 基本3ヶ月毎の契約
- キャリアプランを自分で決める必要がある
- 将来設計を自分で決める
- 案件ガチャでミスる
- やりたい仕事ばかりを選びすぎるとチャンスを逃す
- どのスキルを選択して仕事するかを自分で決める
- リーマンショック級の大不況に弱い
- SES準委任契約での働き方が労働集約型
- プログラミングの即戦力が無いと案件が続かない
- 確定申告が必要
1. 契約が不安定 基本3ヶ月毎の契約
自分はフリーランスエンジニア5期目ですが基本契約の3ヶ月の契約書をもらうことが多かったです。
これはどういうことを意味するかと言うと3ヶ月後には企業側が求めるパフォーマンスを発揮出来なかったフリーランスは契約が更新されないことを意味します。
技術的に期待される能力を発揮できるフリーランスは問題なく契約が更新されます。
しかし、フリーランスエンジニアは3ヶ月後に契約を切られるということはあり得るので注意です。
2. キャリアプランを自分で決める必要がある
正社員の場合は出世のロードマップをある程度示してくれていると思います。
しかしフリーランスエンジニアは自分のキャリアプランは自分で決めないといけません。
例えばレガシーな言語でずっと案件を受けていた場合には、その技術が廃れてしまった時には仕事がなくなります。
ですのでIT技術のトレンドにある程度ついていく必要はあると思います。
私の場合はインフラエンジニアとしてAWSとGCPを使えます。
さらにプログラミング言語的にはC#,PHPでバックエンド側の実務レベルの実装ができます。
ですのでわりと幅広く案件を受けることができます。
以前Perlで実装をしていた事もあるのですが、Perlの市場はもうあまり発展しなさそうなので、積極的にPerl案件を受注しようとは思いません。
こういった舵取りを自分でする必要がありますね。
今後は流行りのITトレンドを見極めていまなら機械学習、AI、VR等の新技術分野をキャッチアップして習得していけるフリーランスエンジニアは当然単価が高くなるはずです。
3. 将来設計を自分で決める
大企業の正社員であれば退職時には退職金が出ます。
厚生年金に入っていますので老後にもらえる年金の金額が大きいです
フリーランスの場合は退職金はなし。
国民年金なのでもらえる年金が少ないです。
この点を見越して貯蓄をするなりまとまった資金を運用し利益を得たり、年を取ってもう仕事ができるような案件をする、そもそも不労所得を獲得できるようにしておくなど将来設計を自分で考える必要があると思います。
4. 案件ガチャでミスる
フリーランスでSES準委任契約で働く時にの案件先の企業によって、働きやすかったり、働きにくかったりする事は実際にあります。
フリーランスや協力会社を上手に使う企業は、快適に作業が進むように一定の配慮がありますね。
しかし、中にはフリーランスや協力会社を身分の低い奴隷と勘違いしている企業先がまだあります。
そういった案件には関わらないように自分で調べたり、チョイスしたり気をつける必要があります。
やりたい仕事ばかりを選びすぎるとチャンスを逃す
案件ガチャでミスりたく無いけど、選り好みしすぎるのも注意です。
エージェントさんに紹介してもらった案件を選り好みしすぎてあれも嫌だこれも嫌だと条件を厳しくしていると働く企業先がなくなります。
特に地方だと企業の数が少ないので注意ですね。
ある程度のところで折り合いをつけて働いたりする柔軟性が大事だと思います。
6. どのスキルを選択して仕事するかを自分で決める
これもキャリアプランは自分で決めるということに近いんですが、どういった言語の仕事を選んで行くかっていうのは自分で決める必要があります。
決めたものに関しては自己責任なので自分の見極めが重要。
将来必要とされない技術を選択して仕事をしてしまうと将来の仕事の幅がせまくなります。
習得するIT技術の舵取りは自分の責任になので注意が必要です
7. リーマンショック級の大不況に弱い
これも自分の周りのフリーランスエンジニア仲間に聞いた話なのですが、リーマンショック時にはまずフリーランスから契約を切られてしまいます。
企業側は正社員のみの状態にして体力を温存しますね。
この時に信頼できる顧客にお願いしてなんとか仕事をもらうなどする事になるので、フリーランスはとても注意が必要です
当然この時に実力がないフリーランスエンジニアは仕事が受注できないという事態になる可能性が高いです。
8. SES準委任契約での働き方が労働集約型
当たり前といえば当たり前なんですがフリーランスのSES準委任契約の働き方は働いた時間だけお金がもらえるという仕組みなので労働集約型です。
つまり働かないとお金が発生しないです。
例えば病気で入院したらお金が発生しません。
正社員の場合は社内規定により何割かは給料として発生しますよね。 この点がフリーランスは不安定ですね
9. プログラミングの即戦力が無いと案件が続かない
フリーランスに期待されるのは即戦力です。
例えば新入社員のようにその人を育てて使うという働き方とは違います。
さらに喜ばれるフリーランスというのは応用力や周辺知識があって、ちょっと聞くとちゃちゃとやれちゃうフリーランスです。
そういったスキルの厚みや周辺知識の厚みがあると、企業側もこの人に継続して働いて貰いたいと思うので、受注が安定します。
逆に、新人の様にスキルが低いと案件が続かない可能性が高いです。
10. 確定申告が必要
フリーランスは確定申告が必要です。
会社員とは違って売上に対して会計して確定申告をします。
確定申告は会計フリーなどのソフトを使えば割と簡単にいるので慣れてしまえばそこまでデメリットには感じません。
最初はやはり会計の知識を入れる必要があるのでちょっとめんどくさいです。
まとめ
以上、経験者が解説するフリーランスエンジニアのデメリット10選というテーマでした。
やはりフリーランスは一人社長という部分がありますので、自己能力に由来するデメリットが多いですね。
受注の不安定さによるデメリット
持っているスキルが通用しなかった時のデメリット
キャリアプランを自分で設計できない人はデメリットになる。
こういったデメリットは実際にあると思います。
こういったデメリットを解消するには一番簡単なのはスキルの厚い実力のあるフリーランスエンジニアになることですね。
ですがこればっかりはその本人次第ということなので、企業に求められないようなスキルレベルのままのフリーランスエンジニアでは受注のが続かないという一番のデメリットがついてまわります。
しかしこれを乗り越えた先には報酬アップという大きなメリットが待っていますので、チャレンジする価値は大いにあります。
デメリットを理解した上でチャレンジしてみるのが良いかと思います。
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ブログの著者:IT業界10年以上のベテランフリーランスエンジニア。
会社員時代に比べ年収2.5倍にUP。
AWSとGCPの両方でゲーム系インフラの構築,運用と
C#とPHPでのサーバープログラミングの二刀流で絶賛稼働中。
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