静的サイトホスティング無料枠の徹底比較対決!【Netlify vs FireBase vs GitHub Pages vs GitLab Pages】
無料枠で静的サイトホスティングする時の一番お得なサービスは?
今回は容量に着目して徹底比較、対決します。
自分はこのブログを立ち上げる時に、色々調べに調べて
今現在あるサービスの中で一番ベストな物を探してきました
今回は無料枠に着目して改めて調査して対決します。
結論から先に申し上げますと、
Netlifyが最強でした!
目次
- 静的サイトホスティングって なに?
- 無料枠対決 !
- 有料のAWS,GCPと比較
- 結論
1. 静的サイトホスティングって
静的サイトホスティングとは、HTML,CSS,JavaScript,画像ファイルをストレージにあげて、そのストレージのみでページを表示する事です。
個人ブログはこの静的サイトホスティングのみで十分公開できます。
逆に、動的サイトというのは、バックエンドにサーバとDBがありまして、サーバでデータを計算したり、 DBにデータを保存したりします。
例えばユーザ登録機能があるFacebookのようなサイトですね。
個人でブログなどをするときには、なるべく無料でホスティングしたいですよね。
きれいな写真を使いたい場合や記事数が多くなった時の為にストレージのサイズが大きいほうがいいですし、 PVが増えてきた時の為に、配信できるネットワーク帯域幅は大きいほうがいいです。
自分は費用対効果という言葉が好きなので、
どのサービスが無料で沢山容量が使えるのか調査しました。
2. 無料枠対決
説明
今回の注目すべき観点の説明をします。
- ネットワーク帯域幅: 配信する容量です。これが大きいほどPVが増えても大丈夫
- ストレージ: HTML,CSS,JavaScript,画像ファイルを保存できる容量です。
- APIリクエスト: 同時に捌けるアクセス数の事です。
- デプロイ回数: Hugoなどの静的サイトジェネレータをビルドする回数です。
- Functions(AWS Lambda) : AWSのLamdaを使える回数です。動的サイトのように、サーバで関数を実行できます。
- 関数の性能:どれだけ重い処理を実行できるかを示します。大きいと、多くのデータを計算できます。
これらの性能を比べて、どのサービスが容量の面でお得なのかを比較します。
良い所には★を、しょぼい所には✖を付けています。
Netlify
- ネットワーク帯域幅:100GB /月 ★★★
- ストレージ:100GB ★★★
- APIリクエスト:500リクエスト/分 ★★★
- デプロイ回数:3回/分 ★★★
- Functions(AWS Lambda) :125,000回/月の機能要求、100時間/月の実行時間 ★★★
- 関数の性能:128MBのメモリと10秒の実行制限
FireBase
- ネットワーク帯域幅:10GB/月 ★
- ストレージ: 1GB ✖
- APIリクエスト:不明
- デプロイ回数:不明
- Functions() :125,000/月の機能要求、40000秒/月の実行時間 ★
- 関数の性能: アウトバウンド ネットワーキング Google 専用 ✖
GitHub Pages
- ネットワーク帯域幅:100GB ★★★
- ストレージ:1GB ✖
- APIリクエスト: 不明
- デプロイ回数:10回/時 (0.16回/分) ✖
- Functions() :無し
- 関数の性能:無し
GitLab Pages
- ネットワーク帯域幅:不明 ✖
- ストレージ:最大容量は10GB、CIでの生成物は最大1GB ★
- APIリクエスト:不明
- デプロイ回数:不明
- Functions() :無し
- 関数の性能:無し
3. 有料のAWS,GCPと比較
Netlifyの無料分の容量をAWSとGCPのサービスで静的ホスティングしようとすると、 いくらかかるのでしょうか?
見積もりツールでだしてみました。
GCPの場合
- ネットワーク 100GB $12
- ストレージ 100GB $2
合計 $14 日本円に換算して 1,535.62 円/月
AWSの場合
- ネットワーク 100GB $11.29
- ストレージ 100GB $2.5
合計 $13.79 日本円に換算して 1,512.59 円/月
こうしてみると、Netlifyの無料枠ってかなりお得ですね。
4. 結論
Netlify最高という事で圧勝でしたね。
なんと毎月1500円分の配信容量を無料で使えるなんて、 控え目にいってもスゴスギですよねー。
そして、無料の容量を超えてしまった場合には有料プランも用意されています。
月 45ドル の有料アカウントの場合
ネットワーク帯域幅:1TB /月
ストレージ:1TB
APIリクエスト:500リクエスト/分、3デプロイ/分
1TBですって。
これだけあればどんなにPVが増えてもだいたい安心ですね。
Firebaseはやめた方がいい理由
ストレージ: 1GB がかなり少ないのでダメですね。
そして、デプロイするたびに累計ファイルサイズが計算されるみたいで、 簡単に1GBを食いつぶしてしまいます。
これは使えないかも。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
無料枠対決という事で、やっぱりNetlifyの勝利でしたね。
自分のこのブログもNetlifyを使って静的サイトホスティングしています。
表示も早いしとても満足していますね。
Functionsが使えるという事で、なにか面白い処理を使えないか考え中です。
TwitterbotやSlackbotなどを作れるみたいなので、
実装したらまたここで報告しますね。
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ブログの著者:IT業界10年以上のベテランフリーランスエンジニア。
会社員時代に比べ年収2.5倍にUP。
AWSとGCPの両方でゲーム系インフラの構築,運用と
C#とPHPでのサーバープログラミングの二刀流で絶賛稼働中。
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