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Googleが「STADIA」発表【ゲーム開発者がユーザー目線で語る11の凄い所と世間の反応】

Googleから新クラウドゲームプラットフォーム「STADIA」が発表されましたね!
なぜこんなにも話題沸騰しているのでしょうか?
それはゲーム市場を一気にひっくり返すほどの可能性を含んでいるからです。

凄さを例えるならば、映画Matrixでネオが仮想世界で無双したように、
Googleがゲーム市場でクラウドゲーム配信を武器に無双するかもしれません。

「STADIA」は次世代ゲーム機ではないのです。
ついにゲーム機そのものが必要無くなってしまいました。

今回は「STADIA」がなぜ凄いのかを、現役クラウドインフラエンジニアで
ゲーム開発中のフリーランスエンジニアである自分が、
一般ゲームユーザー目線で徹底解説します。

自分は発表のあった2019/03/20にこんなツイートをしました。

結論としては、これが凄い所なのですが、他にも凄い所がありますので、
詳しく掘り下げて解説します。

目次

  1. 高価なゲーム機が要らない
  2. スマホ、タブレット、グラボ無しPC、TVと対応機器がとても多い
  3. リンクをクリックして5秒でゲーム起動
  4. Youtubeとの連携が凄い
  5. ゲーム機の買い替え無しに性能アップできる
  6. 1個の処理能力がPS4の6倍で複数個組み合わせて無限パワー発揮
  7. クラウドゲームなのに4K60fpsの高画質
  8. 専用コントローラーの設計が凄い
  9. Googleが任天堂のように自社ゲームスタジオでゲームを作る
  10. 懐かしの画面分割マルチプレイが復活?
  11. VRゲームに応用する未来が待っている
  12. 世の中の反応まとめ

1. 高価なゲーム機が要らない

cloud

「STADIA」はYoutubeと同じでクラウドゲーム配信なので高価なゲーム機が要りません。
仕組みはGoogleの用意した強力なゲームサーバ上でゲーム演算処理を行い、生成された画像のみを
パソコンに配信する仕組みです。

つまりパソコンは単なるモニターの処理機能さえあればいいという事なのです。

今までのゲーム機ではゲーム機側でゲーム演算をして、オンラインサーバーと通信して、
その結果を受け取ってゲーム機側で描画をしていました。

ですのでゲーム機側に高スペックが求められていました。

しかし、「STADIA」はこの常識をぶち破り、クラウドサーバー側でゲーム演算と描画作成してしまう事が凄いのです。

2. スマホ、タブレット、グラボ無しPC、TVと対応機器がとても多い

sumaho

クラウドサーバー側で高負荷の処理をすべてやってしまうので、
スマホ側は高スペックな端末が必要ありません。ですので対応機器がとても多いでです。

パソコンも高価なグラフィックボードが不要です。ノートパソコンで動作します。
ChromeCastを繋いだテレビでも動作するそうです。凄いですね。
対応OSはWindows、macOS、Linux、Chrome OSでChromeブラウザで遊べます。

戦略的にiPhone,iPadでは2019/03現時点では未対応のようです。

3. リンクをクリックして5秒でゲーム起動

startbutton

ゲームをプレイするにはChromeブラウザで「今すぐプレイ」というボタンを押すだけです。
つまりURLのリンクになっているので、そこをクリックするだけです。
SNSでURLを共有する事もできます。

これはゲーム企業にとって「インターネット全体がプラットフォームになる」という
革命的なゲーム起動方法です。

クリックして5秒

例えば自分のブログに「STADIAのおすすめゲームTOP5」みたいな記事をかいて、
URLを張れば、それを見た人がクリックして5秒でゲームプレイできる。

これはかなりヤバい。革命ですよね。

4. Youtubeとの連携が凄い

YoutubeはGoogleが提供しているサービスです。
当然Youtubeを持っている強みで連携が充実しています。

  • ゲーム動画を見た後で、動画内に現れる「プレイ」ボタンで5秒でそのゲーム開始。
  • ユーチューバーのゲーム配信に視聴者が参加できる!(配信者でコントロール可能)
  • 音声アシスタントでYoutubeの攻略情報や参考情報をすぐに確認できる!
  • 専用コントローラーに「シェア」ボタンがある

今のゲームトレンドではSNSや動画配信サイトで流行ることが重要視されています。
この流れに自然に乗れるYoutube連携は凄いです。

5. ゲーム機の買い替え無しに性能アップできる

ps4

今までゲーム機で性能を上げるには、買い替えが必要でした。
何の疑いもなく、PS1, 2, 3, 4, 4proと買い替えるのが普通でした。

自分も次のPS5はいつ出るのかなーと普通に楽しみにしていました。

「STADIA」が発表される前までは…

ゲーム機の買い替えは今後過去のものとなる可能性が高いです。

「STADIA」はゲーム処理サーバーがGoogleの所有する超高性能なクラウドサーバ上にあります。
クラウドサーバなので、自分達が何もしなくても、サーバが拡張して高性能に保ってくれます。

毎年パソコンの性能が上がるように、サーバーの性能も上がります。
そのたびにGoogleが勝手にサーバーを入れ替えて、常に高性能なサーバに切り替えるでしょう。

6. 1個の処理能力がPS4の6倍で複数個組み合わせて無限パワー発揮

「STADIA」で用意するの1個のサーバの処理能力はPS4ProやXbox One Xを大きく凌駕します。

そして、個々のサーバを組み合わせて一つの巨大なスーパーコンピュータのように超ハイスペックにする事もできます。
PS4Proを何台も所有して改造して繋げても性能が増えない&難しい&莫大な費用が掛かるのでムリゲーです。
そもそもそんな事できません。

超ハイスペックなゲームサーバだと夢が広がります。
1000人同時接続のFPSゲームや高負荷のゲームが実現できます。

7. クラウドゲームなのに4K60fpsの高画質

4k

高画質な描画データをクラウドサーバからパソコンに配信するには、
高性能なネットワークが必要です。

Googleは検索サービスを武器に世界に強力なネットワークを保持しています。

GCPというクラウドサーバーサービスも展開しているので、
その強みを十分に生かす事ができるでしょう。

将来的には将来的には8K 120+fpsゲーミング配信を目指すそうです。

8. 専用コントローラーの設計が凄い

controller

専用コントローラー「Stadia Controller」が発表されています。
ボタンを押した信号がWiFiで直接ゲームサーバへ送信される所がスゴイ!

この設計で、パソコンを経由すると発生する遅延を回避する狙いがあります。

他にも、特徴的なのが、以下のボタンです。

  • 「シェア」ボタンで簡単にYoutubeに配信、連携
  • 「Google Assistant」ボタンで音声コマンドを使用できる。

専用コントローラーを使う事でGoogleが考える一番ベストなゲーム体験を可能にするようです。

9. Googleが任天堂のように自社ゲームスタジオでゲームを作る

GoogleはSTADIA用に自社ゲームスタジオを立ち上げて、
自社オリジナルゲーム開発を目指しています。
Googleの本気度がスゴイですよね。

他にもサードパーティーで100以上のデベロッパーが開発パートナーになっているので、
ゲームタイトルが充実する事が期待できそうです。

10. 懐かしの画面分割マルチプレイが復活?

bunkatugamen

「Stream Connect」という機能が自分的には注目です。

今までは処理能力の限界で画面分割マルチプレイできるゲームが少なくなりました。

しかし「STADIA」ならば画面分割してもクラウドサーバーで処理するので、処理能力は無限です。

また再び友達や家族と一緒に同じゲームを画面分割して遊ぶマルチプレイを早くしてみたいです。

11. VRゲームに応用する未来が待っている

もしVRヘッドセットの入力信号をクラウドサーバーに送信できたら?
VRのゲーム演算処理をクラウドサーバーに任せる事ができたら?
5Gが実用化されて超低遅延で描画したデータをVRヘッドセットに送信できたら?

そう遠くない未来には「STADIA VR」が実現するでしょう。

これはGoogleの自社ゲーム開発スタジオが描いているビジョンです。

発表での発言引用

私にはハッキリわかったのです。ゲームはいずれ、完全に没入できる世界で遊ばれるのだと

つまりこれはVRの事ですね。

世の中の反応まとめ

株価に影響を及ぼす

「STADIA」発表の日に任天堂とソニーの株価が下がりました。
ゲーム市場が奪われる可能性に敏感に投資家が反応したか?

「おま国」

サービスは2019年後半開始予定で対象となるのはアメリカ、カナダ、イギリス、ヨーロッパの4地域

日本は???

これをネット用語では「お前の国には売ってやんねーよ」といいます。

Appleにも売んねーよ。

GoogleにとってはAppleは敵です。
これまでもスマホやスマートスピーカ、ChromeCastでプラットフォーム戦争をしてきました。

今回Appleの名前は全く出ず。
iPhone、iPadはChromeブラウザーを使っても非対応でしょう。
アプリの課金や販売はApp Store経由という規約もAppleを苦しめるでしょう。

いくらなら払う?

Googleのゲームストリーミングプラットフォームにいくらまで払えるのか。

2019/03現在は、まだ月額課金なのか、個別販売なのか全く決まっていません。

比較対象として、「PlayStation Now」を調べました。

遊び放題の月額課金
基本料金 1ヶ月 2500円(税込) 3ヶ月 5900円(税込み)(1966円/1ヶ月)
2019/03末までの割引キャンペーンで、1ヶ月 980円(税込) 3ヶ月 2300円(税込み)(766円/1ヶ月)
対応タイトル 412本

「STADIA」は月額いくらなら課金しそうですか?

自分の感覚ではこんな感覚かな。
1000円 めっちゃお得。秒で申し込む
2000円 妥当な感じかなー。
3000円 ちょっと高いけど、ゲーム機買うと考えれば。
4000円 高いなーちくしょー。1ヶ月お試しで
5000円 うーん。これはちょっと高くて手が出ないかも。。。
10000円 無理・・・

完全にクラウドサービスなので、いろんな課金方法もできますよね。
例えば、最初の15分完全無料で、続きを遊ぶには課金してねとか。

課金方法にも凄いイノベーションを期待する事にしましょう。

ボタンを押してから描画までの遅延が意外と大きいかも???

「体感100ms(ミリ秒︰1000分の1秒)以下」と発表されています。
しかし、プレイ動画を見たゲームファンの間では、FPSや格闘ゲームでは許容できない範囲と言われたとか

体験者の声

ODYSSEY体験してきました。操作性は全然悪くない。 格ゲー作るにはさすがに厳しそうやが、ボタン1つで決められた行動をするようなシンプルなマルチプレイヤーゲーム作るには要求を十分満たせそうな感じ。

とこんな声もありました。

この部分に関しては実際に体験してみないと分からないですねー。

日本のサービスが開始される時には遅延が少なくなっている事を期待しましょう。

「STADIA」にライバルがほとんどいない説

このクラウドゲームプラットフォームで勝つには3つのポイントがあります

  1. 強力なクラウドサーバーを持っているか。
  2. 強力なネットワークを有しているか。
  3. クラウドサーバーの費用をクライアントの課金で回収して利益を出せるか。

これができるのはGAFAの中でもGoogleとAmazonだけかなと。

任天堂、ソニーはこの分野では太刀打ちできないでしょう。
なので株価が敏感に反応したのだと。

まとめ

以上、「STADIA」の発表に反応して記事にしました。
凄いサービスがでてきましたね。
日本でもサービスが開始される事を願っています。

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